未来への新たな菊の価値提案~カラーリングによる花のある生活実現へ~

本研究は「菊の新たな使用価値の実現」を目指したものである。切り花の世帯主別階級消費は若い世代を中心に減少傾向である。中でも国産菊類の流通量は平成15年度から令和3年度にかけて約6.4億本減少した。菊の消費低迷の原因は「仏花利用に限られたイメージ」にあると思われる。以上の問題意識から、本研究では菊の新たな使用価値についての提案を行う。